わたしと災害 1東北大震災

2024年03月01日

わたしと災害 1東北大震災

2011年の東北大震災のときは、小学6年生で、のんちゃんという本当にとってもかわいい犬と住んでいたころだった。月に一度くらい早く授業が終わる金曜日があって、3月11日はその金曜日だった。給食食べて家に帰ったらのんちゃんとお散歩した。のんちゃんはかしこいので自分で行きたい場所をあるいておしっことうんちをして、会いたい人がいる場所を回ったら家に帰ってこれるすごい犬だった。私は社会秩序のために人間としてリードをもって、のんちゃんのあとをついていって、うんこを拾っていた。めんどくさいときもあったけど、のんちゃんが思うままに歩いて私はそれについていくのはいい気持ちだった。

それで、公園とか駐車場とかパン屋とかあるいてちょうど花屋の前を通ったころ、それは新しく開店した花屋で、店主のおじさんが店前で腕組んでにこにこしてた。見ない顔のおじさんがにこにこしてるなと思ったときに、大きな地震が来た。のんちゃんはびっくりしてたか平気だったか忘れちゃったけど、花屋のおじさんはびっくりして不安そうでおろおろしだした。

もうそこは家の近くだったので私はのんちゃんひっぱってうちへ帰り、テレビつけたらテレビ全部緊急ニュースになっていた。

(緊急ニュースといえば月9のドラマの最終話を見ていたら急に緊急ニュースで麻生太郎だか安倍晋三だかの何かが起こり、ドラマが中断されたことがあった。お兄ちゃん1は特に集中してドラマを見ていたのでブーブー文句を言っていたのが思い出にある。今調べたら、2008年9月22日のことだった。お兄ちゃん1はその後安倍晋三を見るたびにドラマの中断についての恨みを言っていた。)

そんな兄が中学校から帰ってきて、私はママとケータイで連絡とって、とりあえず北公園という家の近くの公園に避難することになった。さっきのんちゃんと通った北公園にのんちゃんと兄1と私は一緒に向かった。

あったら役に立つだろうとうちにあった電池を全部トートバックに入れて持ってきた。にいにもかばん持ってきてたから、何持ってきたのかきいたら、にこにこしながらハロプロアイドルの写真集が何冊も詰まったカバンを見せてくれた。

私は当時何が大切なものだったかもう覚えていないけど、にこにこしているにいにと、にいにの大切なものが入ったカバンを見てとっても感心した。私は人に褒められることばかり考えて自分自身のために生きることを二の次にしているなと気づいた。

気づいたけど褒められ欲は抑えることがむずかしく、北公園に座っている間も何度か地震が起きていて電線がゆらゆら揺れているのをケータイで動画に撮ってこの動画をあとでテレビ局に使ってもらおう思っていた。ママが北公園に到着してみんなでうちへ帰ったら、テレビにはゆらゆら揺れている電線なんてだれもきにしていられないような、家がもう沈んで流されたり、何か大きな板の上に人が二人くらい乗っているのが海の上に浮かんでいて望遠カメラでとられているのとかが映っていた。

CMも全部へんなのになっちゃったし、その日はみんなでリビングに布団敷いて寝て、時間決めて誰かは必ず起きてるようにした。けど私の番の時、私は少し寝ちゃった。 

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